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2019/10/21豆知識

むち打ち症【神経根損傷型】編

今回は 3.の【神経根損傷型】むち打ち症について説明します。

首の骨「脛骨」は筒状になっており、その筒の中を通っている脊髄から

「神経根」が脛骨と脛骨の間からそれぞれ左右に1対ずつ出ていて、

身体の抹消の方へ伸びています。



交通事故で追突された時、頸椎が過伸展(通常の角度以上に頭が後ろに傾く)、

過屈曲(過伸展と逆の動き)されることにより、頸椎と頸椎の隙間が狭くなり、

神経根が挟まれて損傷します。



損傷した神経根が伸びている腕や指先に痛みや痺れ、筋力低下、

腱反射の低下などがみられます。



交通事故直後に症状がなくても、徐々に痛みや痺れが出てくる場合があるので

注意が必要です。



当院では誘発テスト【ジャクソンテスト、スパーリングテスト】、

症状によっては腱反射、徒手筋力テスト、知覚テストを行います。



現在の症状やこれまでの経過、検査結果などから痛みの原因を追究し、

治療方針を決定し、早期回復を目指します!



(これくらいの痛みなら・・・)と我慢するのではなく、しっかりとした

医療機関での受診をお勧めします



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