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2025/04/20豆知識

慰謝料と示談金の違いとは?

日本において「慰謝料」と「示談金」は似ているようで、実は意味や役割が異なります。
それぞれの違いを以下にまとめます。



【1. 慰謝料とは?】

慰謝料は、「精神的苦痛」に対する損害賠償です。

主な対象:
• ケガをしたことによる痛み・不安・不便
• 通院や入院による生活への影響
• 後遺障害が残った場合の将来への不安
• 死亡事故における遺族の精神的苦痛

種類:
• 入通院慰謝料:通院・入院日数に応じて算出される
• 後遺障害慰謝料:等級に応じて定額支給
• 死亡慰謝料:家族構成に応じて金額が決まる



【2. 示談金とは?】

示談金は、「事故による損害全体を賠償するための合意金額」です。

内訳には:
• 治療費・通院交通費
• 休業損害(収入が減った分)
• 物損(壊れた車や物)
• 慰謝料も含まれる
• その他(介護費用、将来の逸失利益など)

つまり、慰謝料は示談金に含まれる一部という位置づけです。



【わかりやすく言うと…】
• 慰謝料:精神的な苦痛に対する「心の補償」
• 示談金:慰謝料を含めた「すべての損害の精算額」



【注意点】
• 示談成立後は原則として追加請求ができません。
• 示談書に「今後一切の請求をしない」と書かれていることが多いため、
慎重な交渉が必要です。

交通事故に関して分からないことがあれば、
何でも新田辺整骨院へご相談ください!

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