コラム
2019/09/30豆知識
むち打ち症とは?
交通事故に遭ってしまった時、その中でも特に多い症状が むち打ち症 です。
後ろから追突された時や体に大きな衝撃が加わった時など、特に体の中でも細い首にダメージを受けます。
後ろから追突された時、身体が衝撃で前方に押し出されますが、重い頭だけが後方に残る形となり、
少し遅れて前方へ揺さぶられます。
その時、支持組織の弱い首にダメージが集中し、障害が起きます。
むち打ち症とは、首の筋肉や靭帯、関節などを痛めてしまう症状を指します。
骨折や脱臼と違い比較的に軽いものですが、その症状はさまざまで放っておくと大変なことになります。
むち打ち症の症状分類として、大きく分けると4つに分かれます。
1.頸椎捻挫型
2.自律神経障害型
3.神経根損傷型
4.脊髄損傷型
1の頸椎捻挫型は、首周囲の筋肉や靭帯を痛めてしまっている状態で、首を動かすと痛かったり、
ある方向に動かせない、何もしなくてもジンジン痛いなどがあります。
数週間からひどい時は数ヶ月痛いことがあり、首を固定する頸椎カラーなどを着用して、
首にかかる負担を減らすことで徐々に良くなっていく事が多いです。
ある程度症状が改善に向かえば、筋肉の緊張を和らげる手技療法や運動療法が効果的です。
当院ではさらにマッケンジー法を用いて早期に回復させることも場合によっては可能です。
長文になりますので、次回は 【2】の自律神経障害型について詳しく述べたいと思います。
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