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2025/03/12ブログ

ムチウチ(むち打ち症)を放っておくと、どのような影響があるのか?

ムチウチ(むち打ち症)を放っておくと、どのような影響があるのか?

ムチウチは、交通事故などで首が急激に前後に振られることで起こる損傷です。
放置すると、慢性的な痛みや機能障害につながるリスクが高まります。
以下、放置した場合の具体的な影響を説明します。



1. 痛みが慢性化する

ムチウチは適切な治療を受ければ多くの場合改善しますが、放置すると炎症が長引き、
慢性的な首・肩・背中の痛みへと移行する可能性があります。
• 初期症状(数日~数週間)
• 首の痛み・こり
• 頭痛・めまい
• 肩や背中の張り
• 慢性化した場合(数ヶ月~数年)
• 慢性的な首・肩・背中の痛み
• 動かしにくさ(可動域の制限)
• 腕や手のしびれ(神経圧迫による)
• 筋力低下

→放置すると、「ただの痛み」が「動かしにくい、しびれる」といった問題へ発展する。



2. 自律神経の乱れ

ムチウチによって頚椎(首の骨)や神経が影響を受けると、自律神経が乱れやすくなります。
その結果、以下のような症状が出ることがあります。
• めまい・ふらつき
• 耳鳴り
• 吐き気
• 集中力低下
• 倦怠感(だるさ)
• 不眠・寝つきが悪い

→特に「天気が悪いと体調が悪くなる」などの症状が続く場合は、ムチウチによる自律神経の影響が疑われる。



3. 頚椎(首の骨)への悪影響

ムチウチを放置すると、首の骨や関節が正常な動きを失い、
長期的に変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアのリスクが高まります。
• 変形性頚椎症(首の骨の老化・変形)
• 40代以降で進行しやすい
• 首の動きが悪くなる
• 神経圧迫で腕のしびれや痛み
• 頚椎椎間板ヘルニア
• 椎間板が飛び出して神経を圧迫
• 強い首の痛みやしびれ
• 腕の力が入りにくくなる
• 頭痛や肩こりが悪化

→若い人でもムチウチを放置すると、数年後に首の変形やヘルニアを引き起こす可能性がある。



4. 精神的な影響(ストレス・うつ症状)

痛みが続くと、精神的なストレスも増えます。
特に、ムチウチの症状は外見では分かりにくいため、周囲から理解されにくいこともあります。
• 慢性的な痛み → イライラやストレス増加
• 自律神経の乱れ → 不安感、うつ症状
• 睡眠の質低下 → 疲れが取れず悪循環

→「事故以来、気分が落ち込みやすくなった」という人も多く、精神的なケアも重要。



5. 日常生活・仕事に影響

ムチウチの痛みが続くと、以下のような生活への影響が出ることがあります。
• 長時間のデスクワークや運転がつらくなる
• 子育てや家事で首・肩がつらくなる
• スポーツや趣味の制限
• 寝る姿勢によって痛みが悪化し、寝不足

→仕事や家事・育児に支障が出るため、早めに治療しておくことが重要。



ムチウチを放置しないために

放置せずに早期回復を目指すには、以下の対応が大切です。

1. 早期に適切な治療を受ける
• 整形外科や接骨院で診察を受ける
• レントゲンやMRIで異常がないか確認
• 痛みが強い場合は消炎鎮痛薬や湿布を活用
• リハビリ(温熱療法、電気治療、運動療法など)

2. 適切な運動・ストレッチを行う
• 首を冷やさず、血流をよくする
• 軽いストレッチや肩回しを取り入れる
• 長時間の同じ姿勢を避ける(デスクワークの合間に動く)

3. 保険や補償の確認

交通事故が原因の場合、自賠責保険などで治療費が補償される可能性があります。
適切な診断書をもらい、治療を継続することが大切です。



結論

ムチウチを放置すると、痛みの慢性化、首の変形、自律神経の乱れ、精神的ストレスなど、
さまざまな問題が出てきます。早めに治療を受け、リハビリや運動を取り入れることで、
後遺症を防ぐことができます。

分からないことがあれば、何でも新田辺整骨院でご相談ください!


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