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2019/12/16ブログ

【実録】患者様の体験談から学ぶ

今回は実際の患者様の通院を元に大まかな流れを掴んでいただけたらと思い、

本人様の体験談という形で紹介していきたいと思います。




本人様より


事故当時、先頭で信号待ちをしており、後ろから追突される形で3台の絡む玉突き事故に遭いました。


事故した直後はテンパってしまい、痛みもよくわからずに物損事故として


処理をしようと思っていましたが、一応病院にとのことだったので受診しました。


時間が経つに連れて首と左腕、左足全体に違和感や痛みと腰の痛みが際立ってきました。


病院に続けて通おうとは思っていましたが、


仕事もある上にまだ新人だったこともあり、あまり時間がかかるのは嫌だったので


近所の整骨院に行って相談してみました。


初診時は保険会社の方も連絡してくれていて話が通っていたのでスムーズにいけました。


事故状況から詳しく話を聞いてくれて、通院のアドバイスをいただきました。


時間外の少し遅い時間も対応してくれて


かなりの頻度で通うことができ、徐々に怪我は良くなっていきました。


しかし通院を続けて2ヶ月経った頃に再び事故に遭ってしまいました。


その時も赤信号で停車中、4tトラックに追突されまた首が痛くなりました。


もともと最初の事故で首の怪我をしていたため、


更に交通事故での処理をとはいかなかったようで


保険会社にはあまり真摯に対応してもらえなかったように感じました。


整骨院でもそのことを相談すると


「こちらからも保険会社には話をしておきますよ」


と言ってくれたのでとてもありがたかったです。


結果的には認められませんでしたが、2回目の事故の時の話も


詳しく聞いてくれて治療もしていただきました。



初めてのことで何もわからなかった私に色々教えてくださり、とても救われました。


怪我に関しては今は良くなりましたが、


今後また痛くなる可能性もあるかもしれないので、


もしなにかあれば今回の慰謝料を治療に充てるといいよ


と教えていただいたのでお金を少しとっておこうと思います。


引っ越して少し遠くなってしまいましたが、


また身体のことは新田辺整骨院にお世話になろうと思っています。







今回の患者様の初診時の所見としては


頚部回旋動作時に左斜角筋や僧帽筋の硬結による可動域制限と


ジャクソン・スパーリングテストにて陽性。


左上腕部・前腕部の神経初見がやや見られ、知覚鈍麻を認める。


深部腱反射の亢進などは特に見られず。


左股関節部の硬結、大腿・下腿部外側の筋硬結による


跛行がみられ、膝関節の屈曲時に違和感(可動域制限ややあり)でした。



8月の2度目の事故後の所見では、頚部回旋動作時に


斜角筋・板状筋の硬結による可動域制限とジャクソン・スパーリングテストにて陽性。


徐々に緩和していた硬結や可動域制限が再度初診時に戻ったような状態でした。





最終的には約4ヶ月間の治療で終わりとなり、


だいぶ良くなったと言っていただけましたが、


自賠責保険を利用して交通事故の治療となると


期間も金額も上限があり、いくら時間外で対応をしたとしても


治療が半端に終わってしまうこともあると思います。


そして今回で1番気になる点としては、


自賠責での通院中に再度交通事故に遭ってしまったという点です。


しかも今回のケースでは、負傷部位が被ってしまったため


どちらの保険会社で処理をすべきかうやむやのまま終わってしまいました。


どこの保険会社が悪いという訳ではありませんが、


実際、終わり掛けに事故に遭ったため再受傷をしているにも関わらず


初回の怪我で処理されてしまって痛みが残ってしまうこともあるかもしれません。


その時は、保険会社に直談判するか弁護士に相談するのも1つの手です。


何か起きた時や定期的に病院受診をしてしっかり経過を残しておけば


いざという時に役に立ちますので、こまめな病院受診や


いつ何をした、電話などでどんなやり取りをしたなどを記録しておきましょう。




もし終了後に痛みに悩んで通院をする場合、


自分でお金を払って通うことになります。


その時のために慰謝料がありますので、そちらを有効活用してください。






次回以降もこういった体験談に基づいた


内容を投稿していきますので、是非参考にしてください。


詳しく話を聞いて個別でどうすれば良いか


対応させていただきますので、事故をした際は一度ご相談ください。

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